静岡県下田市で2025年5月16日(金)~17日(日)まで「黒船祭」が開催されます。
このページでは黒船祭のスケジュールや見どころなどをご紹介します。

花火やパレード、コンサートなど3日間でさまざまなイベントがありますよ。
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下田市の黒船祭の概要と日程
黒船祭は、江戸時代の終わりごろにアメリカからペリー提督が下田に来て開港したことを記念し、国際交流や世界平和の願いを込めて1934(昭和9)年から行われています。
2025年は86回目になります。
ペリーが日本にやって来た時、国内は大変な騒ぎになりましたが、さまざまな交渉の後、1854(嘉永7)年に日米和親条約が締結、同年3月には江戸幕府は下田港と函館港を開港することにしました。

この年、下田の了仙寺で日米和親条約の細かい内容の交渉があり、「日米下田条約」が締結されます。
この時の交渉で、ペリー一行は下田の街中を自由に歩く権利を得ました。
それがきっかけとなり、下田の町民とアメリカ人の交流が始まったのです。
また、下田の玉泉寺は日本初の領事館となりました。
2025年黒船祭の日程
2025年の黒船祭は5月16日(金)から18日(日)まで3日間にわたって開催されます。
毎年20万人もの人が訪れる大きなお祭りで、下田市民をはじめ近隣の多くの人が楽しみにしているイベントです。
2025年黒船祭のイベントとスケジュール

日程の順に黒船祭のイベントとスケジュールをご紹介します。
5月16日(金)オープニング
まず初日の5月16日(金)はペリー上陸記念公園で「ペリー艦隊来航記念碑献花式」が行われます。

画像は下田の「ペリー艦隊来航記念碑」のペリー像です。
また、市内の玉泉寺境内では黒船に乗船していた将校の墓前祭が執り行われます。
献花式と玉泉寺の墓前祭が黒船祭のオープニングイベントになります。
玉泉寺は幕末にアメリカ領事館として使われていたところで、黒船の乗組員がこの土地で病死した際に玉泉寺境内に葬られました。
初代の総領事であるタウンゼント・ハリスが住んでいたところは、現在は「ハリス記念館」として残されていて、ハリスの愛用品や当時の貴重な資料などが展示されています。
このように歴史ある玉泉寺ですが、大正時代はずいぶん荒廃していたようです。
その復興に力を貸したのが渋沢栄一だと言われています。
フラホーイケ(フラダンス)
まどが浜海遊公園では、夕方から「フラホーイケ」というフラダンスのイベントが開催されます。 これはハーラウオ エフカイといった市内のフラダンスグループなどが出演するもので、子どもから大人までが参加しています。
こちらは過去のフラホーイケに参加された方のXのポストです。
本日から下田では黒船祭が開催されます🙌🏻✨わたしも今夜のフラダンスで参加します☺️
— moi (@moispice) May 17, 2019
なので、本日はお店を17:00に閉店させていただきます。ご了承ください🙏🏻
もしご都合が合えば観にいらしてくださいね〜😊 pic.twitter.com/zkdJvPnsPz
仕事を早く終わって参加する様子がうかがえますね。
黒船祭花火大会
5月16日(金)の20時15分から20時40分まで下田港で花火大会が行われます。
まどが浜海遊公園周辺で見ると、海上に映る花火が見えてとてもきれいですよ
5月16日(金)に開催の黒船祭 花火大会については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
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下田市黒船祭 花火大会2025の見える場所と屋台、駐車場情報
5月17日(土)
2日目の5月17日(土)は下田公園での記念式典や市内の大きな通りを通るパレードがあるほか、「日米下田条約調印」を再現した劇が了仙寺で上演されます。
(再現劇は5月18日も上演)
了仙寺の地図です。
再現劇は幕末の調印の様子が目の前で見られるので、人気があります。
また、了仙寺ではきもののファッションショーもあります。
市内では他にも豆州白浜太鼓や踊りをはじめ、さまざまなイベントを予定中。
あまりにいろいろあるので、
「全部回りきれないのでは?」
と心配する人がいるほどです。
5月18日(日)
最終日の5月18日(日)も市内でパレードがあるほか、にぎわいコンサート、再現劇、日米親善綱引き大会など盛りだくさんのイベントがあります。
どんなパフォーマンスがあるのか? 当日が楽しみですね。
2025年黒船祭の交通規制と駐車場は?
このように多彩なイベントがある黒船祭ですが、交通規制や駐車場はどうなっているのでしょうか?
交通規制あり
市内の商店街や大きな通りはパレードやさまざまなパフォーマンスが行われるため、交通規制が敷かれています。
何ヶ所かコインパーキングがありますが、一度入ると出られなくなる可能性があるため、少し離れた場所に駐車する方が安心です。
黒船祭の臨時駐車場
黒船祭の臨時駐車場として、旧ドック跡地が指定されています。

ここなら広いですし、まどが浜海遊公園にも近いのでおすすめです。
花火大会に行く場合も、ここに駐車するように誘導されます。
2025年黒船祭の屋台はある?
八幡神社の参道に屋台が出る予定です。
ただ詳しい内容は当日にならないとわかりません。
また、屋台の管理は八幡神社が執り行っているため、下田市の観光協会に問い合わせても詳細は不明です。
過去の黒船祭ではたこ焼きやからあげ、スーパーボールすくいやヨーヨー釣りといった一般的なおまつりの屋台が出ていたようです。
商店街の中にも!
商店街の中でも各飲食店が店頭で販売をしています。 ゆっくり散策しながら食べ歩くといいですね。
道の駅「開国下田みなと」にキッチンカー
国道135号線沿いにある道の駅「開国下田みなと」の駐車場にキッチンカーが何台も出店しています。
ここで食べ物や飲み物を買ってフラダンスを見たり、花火見物をしたりするのがおすすめです。
まとめ
下田市の黒船祭は今年で86回を迎える歴史あるイベントです。
3日間を通してさまざまなイベントがあり、多くの人が訪れます。
時間に余裕を持ってお出かけくださいね。